
「小型のブロックはブロック工不足で施工が難しい。」「大型のブロックは狭い現場に入らない、カーブの施工が難しい。」これらの問題をクリアするために【間知ブロック】が【ポーラスけんち(ポラけん)Ⅲ型】に生まれ変わりました。
特長
- 面のサイズは高さ40cm×幅50cm、1㎡当たり5個使用する【中型サイズ】を採用し、機械化施工による省力化を可能にしました。(2個同時に施工できる治具をご用意しました。)
- 省力化が可能な中型でありながら、以下の工夫でブロック工に頼らずにカーブ区間に於いても比較的容易に施工が可能です。
- ブロックの左右についた嵌合(かんごう)部が、カーブ施工時にできるブロック間の隙間を隠し、胴込めコンクリートの流出を防ぎます。
- ブロック上下に「ずれ止め用のせん断キー」、控え後ろ側に「胴込めコンクリートの一体性を高める窪み」があるため、布積みで施工してもブロック壁体として十分な耐力を確保できます。
- ブロック全体をポーラスコンクリートで製造することで以下のメリットを有します。
- ポーラスの表面は普通コンクリート製ブロックと比較して明度が低く、自然景観に溶け込みやすい
- ポーラスコンクリートの表面テクスチャーは自然景観に溶け込みやすく、生物の移動にとっても適切な粗度を持つ
- 法覆工として使用する場合、裏込めコンクリートを打設しない範囲においては、ブロック全体がポーラスのため、胴込めコンクリートを打設しても透水性能が確保できる 【ゲリラ降雨時等、雨水を一時的に河川背面に貯めることが可能】
- ブロック全体をポーラスコンクリートで製造しても、従来のブロック護岸としての性能は確保しています。
- 控え長さを40cmとすることで、空隙を確保しつつ、ブロック単体の質量350kg/㎡、胴込めコンクリート込みで805kg/㎡以上を確保
- 空隙率18%を確保しつつ、コンクリートの圧縮強度は18N/㎟を確保
認定情報等
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県内関連技術-製品-登録区分別整理番号891 |
施工実績
- 2020年5月29日
- ポーラスけんちⅢ型 H30河川災 矢ケ内川
- 2019年1月23日
- ポーラスけんちⅢ型 H29災 鳥川
- 2019年1月23日
- ポーラスけんちⅢ型 H29災 馬溝川
- 2019年1月23日
- ポーラスけんちⅢ型 H29災 砂田川
- 2018年3月8日
- ポーラスけんちⅢ型 施工現場第1号!