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木製防護柵類

ウッドGr-P型

 

特長

  1. 緩衝材に使用する主ビームには、丸棒加工し、加圧注入による防腐・防蟻処理を行った「間伐材」を構造部材として使用します。また、防護柵背面から見ても木材が引き立つデザインになっています。
  2. 主ビームを保持する支柱は、土中打ち込み部までを全て鉄筋コンクリート製とすることで、耐久性を向上させています。
  3. 木材が腐朽した場合には、ビームのみを簡単に交換できる構造となっていますので、支柱を含めて交換する場合に比べて、維持費用が少なくて済みます。
  4. ビーム前面から支柱背面まで33cmと、ウッドGrの支柱よりスリムになっておりますので、狭い道路でも施工できるようになりました。さらに、支柱中心部から法肩までの距離を25cmとして衝突試験を実施していますので、用地の制限を受けにくくなっています。
  5. ウッドGr-P型に使用するビーム連結用のボルト類は、施工誤差による支柱間の距離のバラツキを吸収する機能のほか、複数の独立した主ビームに一体性を持たせ、たわみ性防護柵としての性能を十分に発揮させる機能を持っています。

ウッドGr-P型は平成15年に長野県が募集した「信州型木製ガードレール開発事業」に応募して、開発した「カラマツ材」を主ビームとして使用する木製防護柵です。(土木研究センターによる車両用防護柵性能評価を認定)

また、平成21年度林野庁補助事業「木製道路施設普及促進のための技術開発事業」において、主ビームの樹種をカラマツからスギに変更しても、防護柵の設置基準・同解説に定められている要求性能を満足することが確認されました。

平成25年、補助事業(平成25年度森林整備加速化・林業再生事業 地域材新規用途導入支援)により、3mスパン低コスト木製車両用防護柵の開発を行い、試験実施証明書を取得しました。

認定情報等

NETIS ECO
No.TH-990131(掲載期限終了)